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am 9. April Today’s Akiko / die neue Saison


In Japan biginnt die neue Saison von April mit Kirchblueten. Jetzt ist die schoeneste Zeit in der vier Jahrzeiten. viele ‘Fresh-man’ an der Uni, sie sehen richtig frisch aus!

 新年度がスタートしました。電車に乗ると「新入生」の新しい制服や「新社会人」の初々しいスーツ姿が微笑ましく思われ、すがすがしい気持ちになります。

私も勤務している大学で新学期が始まり、再び学校へ通う日々となりました。そして、今年の新学期は、オーケストラの団員募集のオーディションもたくさん行われており、受験者の伴奏でも忙しい毎日を送っています。

オーディションは、基本的に合格は一人。その1つのポストに向けて幅広い年齢層の同じ楽器の人が100名くらい受けることもある狭き門です。この厳しいオーディションを勝ち抜いて、さらに「試用期間」を経て晴れてプロのオーケストラの団員となるわけですから、団員として活躍している演奏家は本当にすごいな、と思います。

そんなオーディションの伴奏というのは、演奏会とはまた違った緊張感です。ピアノ・ソロを弾くときとは目指すところが全然違うし、また室内楽とも違います。ソリストが演奏しやすいかに心を配り、「合わせる」だけでなく、「3歩下がってついていく」のか「ちょっと引っ張っていく」のか瞬時に見極めてサポートする気持ちで臨みます。例えて言うなら、ソロの演奏会は体操における床の競技。伴奏は平均台、でしょうか。広い空間を支配し、自分の理想の音楽を会場いっぱいに奏でるソロと、ソリストのコンディションや音楽を何よりも尊重する中で、ある意味「制約」を受けながらそこで一番美しいく自然に聞こえるような音楽を構成していく伴奏というのは、広い床で大きく印象に残る演技をすることと、歩くことも難しい平均台で技をきっちり決める、というようなイメージに近い気がします。それでも共通は「美しく」あること。音楽が心地よく流れるというのが目標であることはどちらも変わりなく、私にとっては両方の経験ともにとても大切だと感じています。

今日も伴奏のリハーサルをしながら、相手の呼吸を感じ寄り添って信頼感に支えられた演奏することで得られる至福の時を経験しつつ、それがオーディションでソリストさんの120パーセントの力となって演奏できるような伴奏を心がけたい、と改めて思いました。