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メッセージ

am 11. Nov. Today’s Akiko / 編曲の楽しみ

Den Naechst; Mendelssohn ‘ Notturno’ mit Klavier Trio. Gerade arbeite ich dafuer mit grosse Freude aus!

 先日、藝大付属高校時代からの弦楽器の友人に20年ぶりに再会し、それがきっかけでピアノ・トリオを再結成することになりました。Pianotrio ‘ ET PUIS’(エピュイ)は、フランス語「そして、それから」の意味で、この結成が今後どのような方々とご縁を結び、育っていくのか、希望を込めて命名しました。

 最初の演奏会は12月12日に二子新地駅近くの小黒恵子記念館で行われます。プログラムは大好きなメンデルスゾーン。オール・メンデルスゾーン・プログラムです。有名なピアノトリオ第1番をメインに、名曲を演奏致します。目下、オーケストラの曲をピアノ・トリオ版へ編曲しています。

 藝大指揮科に伴奏助手として勤務していた時に、毎日たくさんのスコアをピアノで勉強、演奏していましたが、そこでの経験が今回のような活動につながったことをとても嬉しく思います。指揮科に勤め始めたころは、まずはメロディーとバスラインを追うだけで精一杯でしたが、鍛えられたお陰で移調楽器もハ音記号も今ではハーモニーとして読むことが当たり前に、楽しく感じられるようになりました。

 今日、ようやくピアノ・トリオの楽譜にできました。ここから実際に3人で音出しをし、修正する作業に入ります。頭の中で鳴らした音と、実際とどのくらい違うのでしょうか。仲間と一緒に創る幸せを噛み締めています。

 演奏会の詳細は、またお知らせさせて下さい




am 10. Okt. Today’s Akiko / Liebe Mozart!

Mit einer Geigerin habe ich einen Stuck von Mozart aufgenommen.

あっという間に秋になりました。「今年の夏は暑かった!」と毎年のように言っていますが、今年はとくに、さわやかな季節到来を嬉しく感じる反面、夏の思い出も遠くなっていくので、少し寂しくも思います。

今夏もたくさんの演奏会に出演させていただきました。恒例となった浜松のアカデミー、そしてトランペットアンサンブル「えこぺっつ」さんの伴奏。また、J-Powerさん主催の「ふれあいコンサート」には出産以来の復帰となりました。そして、先日のソプラノ歌手工藤志州さんのリサイタルでの伴奏。どれもが今夏の大事な思い出です。お世話になりました皆様、いらしてくださった方々、本当にありがとうございました。

この秋はコンクールの伴奏や、オーディションの伴奏などで名曲にお付き合いさせていただきます。

先日、とあるオーディションのための録画でモーツァルトのヴァイオリンコンチェルトを伴奏してきました。なんと美しく、またなんと難しいことか!改めてモーツァルトの世界に魅了されました。音を磨き抜くこと、そして何よりも自然な流れで。言うは易しなのですが(小学生の頃からレッスンで言われ続けています!)、弾く度に課題が見えてきます。そして、ほんのすこしのことに気をつけただけで、本当に音楽が生き生きと生命力を持って歌い出すのです。否応なしに自分の今の状態も見せつけられてしまうモーツァルト。日々耳を澄まし、感覚を研ぎ澄ましながら音楽に向かうことの大切さをまた教えていただいたお仕事でした。感謝。




am 22. Apr. Today’s Akiko / 大麦の会

中学2年生の時から大学卒業までお世話になった植田克己先生が、この3月で東京藝術大学をご退任されました。ご退任にあたって、先生への感謝の気持ちを門下生で形にできないかということで、門下の先輩ピアニストである丸山滋さん発案のもと実行委員会が立ち上がり、先生と門下生有志による演奏会が2年越しに計画されました。そして本日は、その演奏会「大麦の会」の日でした。プログラムは、人気ピアノデュオ2組による2台8手版ブラームスの「大学祝典序曲」で幕を開け、植田先生によるベートーヴェンの「告別ソナタ」。休憩を挟んだ後は、先生がテーマ(アリア)を弾き、門下生有志30人で変奏を繋ぐバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。私はゴルトベルクの第4変奏を演奏させていただきました。

このゴルトベルク、何度か皆でリハーサルをして、その度に先輩後輩の素晴らしい演奏に刺激を受けました。自分なりに練り直し、またチームワークも確認しながら、とにかく先生への感謝の気持ちを込めたいという思いで本番がスタート。先生から受け継いだアリアをそれぞれが魂を込めて繋ぎ、また最後のアリアを先生が演奏されました。最後の第30変奏はポップス界などでも大活躍する榊原大さん。大さんから先生に繋ぐところでは思わずこみ上げてくるものがありました。80分の大曲ですが、会場も奏者も一つになった稀有な演奏会になったと思います。学生時代は先生が企画してくださった試演会「麦の会」で様々なことを学んできましたが、今回の「大麦の会」も私にたくさんの気づきと刺激を与えてくれました。

支えてくださった皆様、いらしてくださった皆様、何より植田先生と門下の皆々様、本当にありがとうございました。

そして打ち上げは、中学3年から先生のもとで一緒に学んだ同級生碓井俊樹くん企画。なんと、宴会列車を借り切って行われました。名付けて「植田号」!先生が車掌となって検札に回ってくる粋な演出もあり、あっと言う間の上野−雀宮間でした。先生は知る人ぞ知るテッチャンなのですが、実際テッチャンの間でも話題の列車だったようです!You Tube の動画を貼り付けいたしますのでどうぞご覧下さい♪




am 29. Maerz Today’s Akiko / 春休み

2017年が明けてから、大事な演奏会がいくつかありました。先日それらを無事に終えて、しばし春休みの気分です。出演する演奏会は全て印象深く大事な思い出ですが、その中でも今回は2つ、特に記憶に長く残る演奏会がありました。

まずは2/9に行われた、真鶴にあるお寺、神明院さん主催の演奏会です。

憧れの曲でありながら、今まで本番に恵まれなかったブラームスのピアノ・トリオ第1番をVnの竹林真弓さん、Vcの武井英哉さんと共に演奏してまいりました。この曲は留学時代に勉強はしていたのですが、いざ本番を迎えることになると、楽譜を開く度に発見や課題がどっさり見つかり、練習ではお二人にたくさん教えていただきながら本番を迎えました。演奏会当日は絶景の会場から、さらなるインスピレーションを得て、会場が一つになった演奏会となりました。神明院の皆様、レストラン「碧い海」の皆様、そして何より共演のお二人に心から感謝申し上げます。

そして、3/21、3/24と共演させていただいたトランペットのパーチョフローレスさんとの演奏会。

パーチョさんと最初にご一緒したのは2011年、岩国での演奏会でした。それから3度目となる今回の来日、お話をいただいた時から眠れないほどワクワクするものでした。この数年、パーチョさんの人気は世界でもうなぎのぼり。世界の名だたる舞台で経験を積んだそのオーラとパワーをひしひしと感じ、私も全力でぶつかった本番でした。演奏会では慣れないラテンのリズムも満載でしたが、事前のリハーサルではみっちりお付き合いいただき、その集中力とスタミナも圧倒されるものでした。

素晴らしい演奏家とご一緒させていただけると、自分も一つ殻を破るような実感があります。このようなご縁をいただけることに感謝しつつ、願わくば自分もこのような実感を与えることのできる存在になれるよう、これからも精進を重ねたいと思います。

短い「春休み」をどうやって過ごそうかな、、、やっぱり音楽する!musizieren!

新しい季節が、皆様にとっても最高のスタートとなりますように

 

 

 

 

 

写真:3/24 東京春音楽祭 国立科学博物館日本館講堂にて

   Trp: Pacho Flores  P:Akiko Omuro




am 10. Jan. 2017 Today’s Akiko / 明けましておめでとうございます

皆様、明けましておめでとうございます。

昨年はたくさんの方に応援をいただき、本当にありがとうございました。

ここ数年は身近にいる大切な人を見送ったり、また新しい家族が増えたりと

人生が大きく変化する毎日で「落ち着いて音楽と向き合う」ことの難しさを感じています。

でも、どんな状況でも音楽と共に在ることに感謝しつつ、

本年もできるかぎりの挑戦をしていきたいと思います。

2017年、皆様のご多幸をお祈りしつつ、、、

 

大室晃子




am 29. Nov Today’s Akiko / 音で紡ぐ神話

am 9. Dez Fr. Vortragsnachmittags ‘ Mythus ‘ mit Flute + Klavier. freue mich sehr darauf!

藝大付属高校時代からの大好きな「先輩」であるフルーティストの高市紀子さんと、12/9 金曜日に船橋にて素敵な講座をご一緒させていただきます。タイトルは「音で紡ぐ神話」。以前もとあるサロンで同じテーマでご一緒しましたが、今回も神話にちなんだフルートの名曲を、お話と共に聴いていただく講座です。有名なドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」を始め、ライネッケの「ウンディーネ」、ムーケの「パンの笛」と大好きな曲ばかり!中でもドビュッシーの「ビリティスの歌」は、私は初めて全曲に取り組むので興味津々です。退廃的な美に満ちた曲、というのでしょうか、覗いてはいけない世界を垣間見ているよう!先春に生徒の伴奏で取り組んだ、同じくドビュッシーの「雅やかな宴」という歌曲とやはり似ている世界です。その時に読んだ「ゴンクール兄弟の日記」をこの度再び読んで、この世界への拒絶と憧れと、またしても目眩がする気持ちです。当時のフランスのデカダンス主義は本当に興味深くあるのですが、「美」とは何かー一筋縄では行かないことを痛感しています。ドビュッシーが選びぬいた音の香りをこの手で引き出してみたいです!




am 13. Sep. Today’s Akiko / 秋のはじまり

fullsizerender1die Sommerzeit ist vorbei. Hallo, Herbst!

夏休みも明けて、秋冬学期が始まりました。留学していたヨーロッパでは秋からが音楽シーズンの始まりであり、学校も新学期だったので、この時期は気持ちも新たにわくわくします。

今年の夏は、チェコフィルトランペット奏者のコズデルカさんのリサイタル伴奏をはじめ、たくさんの刺激をいただいた日々でした。演奏会にいらしてくださった皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

芸術の秋はたくさんの譜読みとともに、生徒さんたちにとってはコンクールシーズン。先日も嬉しい朗報が届きました!目標を定め、計画を立てて準備したうえで本番に臨むことで、本番一回の結果に左右されない自信がつくように思います。日頃の頑張りを存分に発揮できますように。そして皆様にとりましても佳き芸術の秋となりますように。

 

写真:トランペット奏者のラディスラフ・コズデルカさんと演奏会の後で。2016.7.30

 

大室晃子




am 10. Augst Today’s Akiko / ヨーロッパの風

so gluecklich! mit den 2 tollen Musikern zusammen zu musizieren. Ich danke Euch, Ladislav und Jens!

怒涛の2週間が終わりました。7月の終わりにはチェコフィル首席トランペット奏者であるラディスラフ・コズデルカさんのリサイタル伴奏、そして8月最初の週は浜松にてヤマハの管楽器アカデミーがあり、ハンブルク放送響首席ホルン奏者のイェンス・プリッカーさんのマスター・クラスでの伴奏を経験させていただきました。お二人とも素晴らしい演奏家であり、一緒に音楽する時間は本当に至福の時でした。個性はそれぞれですが、お二人ともヨーロッパを代表するオーケストラの責任ある立場で音楽活動をしている方なので、説得力のある音楽と、美しい音色、抜群の安定感というのは共通して感じました。

今は小さい子どもがいるので、ヨーロッパに再び出向いて自己研鑚、というわけにはなかなかいかないのですが、お二人と音楽することであちらの「風」を感じられたように思います。これからしばらく夏休みに入るので、また新しいレパートリーをその「風」の余韻で学んでいこうと思っています。

ラディスラフさんとの演奏会にはたくさんの方にいらしていただき、本当にありがとうございました。そして様々な応援のメッセージもいただき、とても励みに感じています。音楽家であることの責任もひしひしと感じるこの頃、次に向けてまた気持ちも新たに臨みたいと思います。

 

皆々様に感謝をこめて

 

 




am 21. Juni Today’s Akiko / はじめの一歩

meine neue Studentin ist ja sooo jung! petite Pianistin!

出産を経て、、、なのかどうかはわかりませんが、小さい子どもたちと接することがとても多くなりました。その御縁で最近は初めてピアノに出会うお子さんたちの指導もすることになり、毎日新しい発見に満ちた日々を送っています。まだ言葉もあまり通じない保育園の2歳の女の子、小学校に入ったばかりの男の子、幼稚園に通う女の子などと様々で、頭の中はフル回転です。上野学園大学で教えた元生徒のほうがこの分野では「先輩」にあたることもあり、彼女たちにいろいろ教えてもらうこともしばしば。小さい子どもたちには、最初のピアノとの出会いを幸福に過ごしてほしい気持ちでいっぱいですが、考えもつかないような弾き方をすることもあり、驚きの連続です。まずは何か一曲楽しく弾けるようになるように一緒に頑張ろうね!




am 8. Mai Today’s Akiko / 邦人作品

本日は7月に本番を迎える稲門グリークラブさんの練習におじゃまさせていただきました。今回ご一緒させていただくのは大中恩先生の「島よ」(男声合唱版)です。

以前、大中恩先生の日本歌曲を伴奏したことがあり、その時に日本語の美しさが自然に音にのっていて本当に美しい曲だ、と感激した思い出があります。大中先生の他の作品も演奏してみたいな、とずっと願っていたので、今回取り組めることに幸せを感じます。「島よ」も力強さと優しさに満ち溢れた素晴らしい曲!

稲門グリーさんとご一緒するのは今回で5曲目となり、今までご一緒したすべてが邦人作品です。

普段、私がソロや室内楽で演奏する作品はショパンやベートーヴェン、ブラームスといったようにヨーロッパの作品がほとんどを占めています。その作品が生まれた背景、その作曲家が話していた言語やその時代の様式感といったものを注意深く「学び」、血肉にしていく作業を続けていますが、合唱で出会った邦人作品は、日本語の歌詞がついていることもありますが、「肌で感じる」「しっくりくる」ことがとても多いように思います。もちろん歌詞の意味を掘り下げていくことはとても大変なことですが、なんというか「背伸びしなくても大丈夫」というような安心感があるように感じるのです。合唱と出会っていなかったら、こんな素敵な邦人作曲家の作品には巡り会えなかったと思うと、お声をかけてくださる稲門グリーさんに本当に感謝です!

稲門グリーさんの「日本語」にこだわった演奏をぜひ聴きにいらしてください!

2016.7.18 祝 東京芸術劇場大ホールにてお待ちしております。